飼主様向け「リエソン 心疾患と関連疾患における図解ガイド」に掲載されました

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気管虚脱とは?

小型犬に多くみられる気管が虚脱(扁平化)する病気です。原因は不明です。
頚部(首の)気管、胸部(胸の中の)気管が潰れる事により、咳やガーガーといった呼吸状態を示し、重度では死に至る非常に怖い病気です。進行性のため内科治療では治りません。レントゲン検査にて虚脱を起こしている場所を特定致します。
当院では外科的治療を第一選択としており、早期に手術を実施することで治療に取り組んでおります。
気管外科はこれまで合併症の多い手術と考えられ、敬遠されがちでしたが(気管壊死の発現率20%、喉頭麻痺発現率17%)、当院では独自で血管および神経の温存による治療を実施することで高い成功率を得ております(2017年現在、気管壊死の発現率0%、成功率98%、喉頭麻痺発現率2%)。また、全国各地で講演や出張手術の依頼を受けて実施しております。
気管虚脱は治る病気です。動物病院からのご紹介、セカンドオピニオンご希望の方はお気軽にご連絡ください。

透視検査により頸部気管が虚脱していることが確認出来ます。アニメーションのように気管外プロテーゼを気管に設置することで外科的に矯正致します。これにより気管を拡張することが可能になります。 (当院では気管に分布する血管、神経を温存する術式を確立しており、術後の合併症を発現しにくい手術に取り組んでおります。)

気管虚脱を起こす場所治療例

重症度分類CTとレントゲンで撮影した潰れた気管

喉頭麻痺の診断と治療

喉頭麻痺は大型犬に多く見られますが、小型犬でもまれに見られる喉頭(気管の入り口)の病気です。腫瘍性、神経性、炎症性などが原因で喉頭が動かなくなり、呼吸困難(息が吸えなくなる)になります。これまで、小型犬、超小型犬では治療成績が良くないと報告されていましたが、現在、当院において実施している術式(披裂軟骨側方化術)では非常に良好な成績が得られております。決して珍しい病気ではありませんので、息が吸いにくい、呼吸がきつそうなどの症状がある場合は、当院にご連絡ください。

喉頭麻痺に伴う気管虚脱は喉頭の治療をすることで気管が元どおりになるケースがほとんどです

短頭種気道症候群

短頭種とはブルドッグ、フレンチブルドッグ、パグ、チワワなど鼻の短い犬種を言います。これらの犬種では、構造上の問題により様々な症状を引き起こします。構造上の問題としては「外鼻孔狭窄」「軟口蓋過長」「喉頭虚脱」「気管低形成」が代表的であり、これにより呼吸困難を呈し、最終的には「二次性気管虚脱」「陰圧性肺水腫」により死に至ります。
イングリッシュブルドッグでは8歳で突然死のリスクが非常に高くなる報告もあるため、早期の治療が必要になります。
いびき、睡眠時無呼吸症候群など吸気時の努力呼吸が見られる場合は、早期の治療が必要になります。
当院での治療としては、「外鼻孔拡大術」「軟口蓋切除術」「喉頭小嚢切除」「披裂軟骨側方化術」などを実施しております。それでも厳しい状況の症例では一時気管切開や永久気管切開を実施しております

左は正常、右は喉頭虚脱(気管の入り口が非常に狭くなっている)

肺疾患

Coming soon…

 
 
 















2017.4.11
整形外科を追加しました
2014.05.08
飼主様向け「リエソン 心疾患と関連疾患における図解ガイド」に掲載されました
2013.01.31
ペット健康相談の最新号を掲載いたしました。
2013.01.31
夜間診療についてのご案内です。
2013.01.31
末松どうぶつ病院のホームページをリニューアルいたしました。