当院では猫、小型犬、中型犬、大型犬に対して整形外科診療を実施しております。
近年はトイ・プードル、チワワ、ポメラニアンなどの小さな犬種が多く、高いところから飛び降りたりすることで骨折するケースに多く遭遇します。
これまではステンレス製のプレートを用いてきましたが、小型犬に対してはチタン製プレートを用いることでプレートやスクリューの抜去が基本的に必要無くなっております。抜去しないことで再骨折の危険性や2度、3度の手術を回避することが可能です。県内外からご紹介をいただいており骨折症例や膝関節の膝蓋骨脱臼(Grade1~4)の整復手術を実施しております。
中型犬より大きな場合はより強度を上げるためステンレス製のプレートやスクリューを用いるケースもありますが、長骨であればプレートロッド法などを用いることで安定化を図ります。
重度の癒合不全や骨の変形が著しい場合など当院で対応できない場合は、大学病院などより高度の医療センターを紹介させていただくこともございます。

椎間板ヘルニアも多い疾患の一つであり、時に麻痺による歩行障害や排尿障害がみられることがあります。当院では早期にMRI(福岡の動物病院で実施)で診断し、内科治療(安静、鎮痛剤、コルセットなど)のみ、あるいは外科治療(手術)+内科治療の必要性を判断した上で治療を実施しております。
椎間板ヘルニアのグレード(重症度)は5つに分類されます。重症度の高いグレード4(麻痺、自力排尿不可)あるいはグレード5(深部痛覚消失)ではより早期の治療を実施しております。

中手骨の骨折整復手術

脛骨の骨折修復手術

脛骨癒合不全に対するプレートロッド法+骨切り及び海綿骨移植

大腿骨の癒合不全に対するプレート固定+骨切り、海綿骨移植

柴犬 橈尺骨骨折 チタン製プレートによる整復術

チワワ 骨盤骨折 T型チタン製プレートによる整復術(大転子骨切り術を併用) チタン製プレートおよびスクリューは、合併症が起こらなければ取り除く必要がないため一度の手術で終わりになります。

椎間板ヘルニア

主にミニチュアダックスフントやコーギーなどによくみられる病気です。突然、後ろ足が動かなくなり排尿、排便ができなくなります。
椎間板ヘルニアは比較的多い病気で脊髄造影検査、MRI検査(海の中道にある動物病院に依頼しております)を実施して病変部を手術します(神経を圧迫している物質を除去します)。
後ろ足が動かない、少しの段差も嫌がるなどの症状がありましたらご相談ください。

椎間板ヘルニアのMRI画像

グレード 症状
グレード1 脊椎痛。麻痺はないが痛みで鳴くことあり
グレード2 動物は歩行可能だが運動失調を示す
グレード3 後ろ足の麻痺。後ろ足を自分で動かせない
グレード4 後ろ足の麻痺にくわえ排尿麻痺を起こす
グレード5 深部痛覚の消失
   
グレード 内科療法 外科療法
グレード1 90% 90%
グレード2 85% 95%
グレード3 85% 90%
グレード4 60% 70%
グレード5 55% 50%

 
 
 















2017.4.11
整形外科を追加しました
2014.05.08
飼主様向け「リエソン 心疾患と関連疾患における図解ガイド」に掲載されました
2013.01.31
ペット健康相談の最新号を掲載いたしました。
2013.01.31
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2013.01.31
末松どうぶつ病院のホームページをリニューアルいたしました。